GoToキャンペーンを利用して尾道に行ってきた。
いろいろとインスタ映えするように観光地化されているみたいだけど、このコロナ禍ではできる限り密集地は避けたい。
かねてより回りたかった尾道の坂を堪能することにした。
使用機材
カメラはNikon FM2とPlanar 50mm単焦点1本のみ。できる限り荷物を少なくしたかった。
尾道を歩く
尾道駅を降りるとすぐに瀬戸内海の景色を堪能することができた。
このあたりは山がせり出していて陸地が狭い。関西でいうところの須磨や塩屋のような感じだ。
海の向こうには向島が見える。これは向島ドックかな。
駅の東側には整備された緑地があった。イスも用意されていてちょっとした憩いの広場のようだ。この時は女性が気持ちよさそうにくつろいでいた。
私も座りたかったがなんせ日差しが強く暑い。
いったん駅の裏側にあるスーパーで水分を購入してから坂を目指すことにした。
ここは昔ながらの商店街だろうか。残念ながらシャッター街と化している。
年季の入ったお菓子屋さんがあった。駄菓子屋というべきか。
そういや私の地元にも個人宅でやっている駄菓子屋があったことを思い出した。インターフォンを鳴らすと母屋から店主が出てきて、店を開けてくれるスタイル。100円を握りしめよく買いに行ったものだ。ヤッターめんとかあったなぁ。
書店街を抜けると急に坂が姿をあらわした。いよいよか。
じわりじわりと登りが続く。だんだん道幅も狭くなってきた。
傾斜もどんどんキツくなる。
植木の陰に隠れた猫ちゃんを見つけた。非常に警戒されているのが表情から感じ取れ、うかつに近づくことが出来ない。こちとら単焦点レンズだしこれが精一杯。シャッターを切った後家の裏に逃げてしまった。
とても光が強い。
フィルムのラチチュードとレンズのおかげでなんとか白飛びを耐えてくれている。
坂の次は階段だ。もうずいぶん登ってきた。路地はくねくねしていて自分がどこにいるのかわからない。
石垣の質感が鮮明に描写されていて気持ちいい。
ふと後ろを振り返った。見事な高低差だ。そして建物がみっちりと軒を連ねている。さながら島にある漁村という感じだ。
遠方にはかろうじて海が見える。
帰りの電車の時間が近づいてきたので駅に向かって下ることにした。緑のトンネルだ。
コントラストの高い場面でもしっかり写っていて安心できるな。
急な階段をおりる。ちょっとの土地でも工夫して家庭菜園。
これまた年季の入った集合住宅。海が近いから塩害が大変だろう。
コンクリのざらざらが鮮明に描写されている。
帰りの電車。115系も関西では見かけることが少なくなった。
感想
海があり山もある。変化に富む地形の所は写真映えする。当日は快晴も快晴で気持ちよく散歩することができた。あまりに日差しが強いもんだから白飛びしないか心配だったけど、現像上がりは問題ない感じだ。
それにしても車を所有している方はどうしているのだろう。平地には駐車場があったけど、そこから荷物を持って上がるのだろうか。だとするとなかなか大変だ。
やっぱり旅先は楽しいな。
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